2級整備士の資格を取得する際に自動車整備技能登録試験を受験した場合、合格後に全免申請とよばれる手続きを行うことで、技能検定試験の学科と実技の両方に合格したとみなされます。申請の窓口は各都道府県の自動車整備振興会に設けられており、申請可能な期間は登録試験を合格してから2年間です。2級整備士資格の全免申請で必要となる書類は全員が対象のものと、2級の整備士養成課程がある学校を卒業していない場合に必要になるものに分けられます。全員が共通で提出しなければならない書類は申請書、学科試験と実技試験の合格証、手数料分の収入印紙、申請者の宛先が記入された郵便はがきです。

ただし、技能試験を受けずに養成施設で技能を学んだ場合は、合格証の代わりにその施設で発行された修了証書が必要になります。また、2級の整備士養成課程がある学校を卒業していない者は上記の書類に加えて、3級整備士の合格証書と実務経験証明書も必要です。登録試験を受けて2級整備士の資格取得を目指す場合は、当然これらの書類も用意しなければなりません。万が一、合格証書が手元にない場合は、合格証明書を代わりに利用することができます。

実務経験証明書は本人以外の者の記入が必要な部分があるので、勤務している所の代表者に依頼して書いてもらいましょう。提出した書類の内容に不備がなければ、提出先が書類を受け取ってから2ヶ月から3ヶ月ほど経った頃に合格証書が発行されます。発行されたことを通知する郵便はがきが届いたら、指示された方法で証書を受け取りましょう。2級整備士の資格のことならこちら